日曜

朝10時ごろ起きる。洗濯などを済ませて近くのカフェでイングリッシュブレックファストの昼食。食べているとバケツをひっくり返したようなとんでもない大雨になった。

バスでセンターに移動し、頼まれていたお土産などを購入。
それから近くに行ったのでRenzo PianoのCentral St Gilesを少し歩いてみた。

引用:http://www.wallpaper.com/gallery/architecture/central-st-giles/17051957#32445

Tottenham court roadの真裏に完成したばかりのオフィスビル群。僕の生活圏内なので何度も目にしてはいたけど、あのドギツイ色使いに生理的嫌悪感を覚えてちゃんと見る気もしなかった。しかし実際歩いてみると思ったより良かった。


大規模なオフィスビルを分割し、少し角度を変えて配置することで周囲への威圧感を減らしている。細いビルが寄り集まっている集落のようなコンセプトだろう。(表面上は分かれているが内部では繋がっている棟が多い)


地上のショップ部分は全面ガラスで、この部分の透明感と中庭への視線の抜けはとても良かった。そしてよく見ると敷地に結構高低差があることに気づく。1m以上はあるだろう。でもよく見ないと高低差に気づかないくらいスムーズに敷地全体をつないでいる。つまり敷地全体が緩やかなスロープなわけで、こうすると当然建物の内と外との間に高低差が出てくるのだが、そこは建物の床を最も低いレベルに合わせることで解いている。屋内の床より屋外のほうがちょっと高くなるので雨とか大丈夫なのだろうかとか心配してしまうが、とてもシンプルに収めてあるけど今日の大雨でも漏っていなかった。意外と大丈夫なのだろう。

しかししかし、やはりあの配色とファサードのパターン。あれがやはり好きになれない。イシイさんの言う「汚染された土壌」、かなりガラの悪いこの地域の雰囲気を一変させるべくあの派手な色使いにしたのではないかと思うが、ちょっとやっぱり納得いかない。コンセプトは分かりやすくて好きなのだけどなー。まあ現段階では地上部分のテナントがほとんど埋まっていないので、これが埋まって賑やかになったらまた雰囲気も変わっていくのかもしれない。あのコンテクストをこの建築がどこまで変えれるか見届けよう。

それからカフェに移動。今日はShari3のミーティングは欠席して試験勉強に集中。まあ今更少々やったところでどうにかなるものではないが、やはり少しは足掻かないと後悔しか残らないので・・・。晩御飯には合流。先日行ったNizuniで鮭丼などを食らう。器がかなり底上げされており、ご飯の層が1cmくらいしかないことに気づいたSir Hottaはご立腹だった。でもまあ美味しかったので許してやろう。