ゆっくりねたので大分回復。今日も一日ライノでモデリング。大分使えるようになった。昼過ぎに一旦完成させたけど、屋根にかなり無理があることが分かったので修正に入る。ツイストさせすぎないように屋根の作り方を変更。ただ漠然と直すのではなく汎用できるルールを作りながらやっていくと、終業前になんとか形になりそうなとこにこぎつけれた。明日朝には終わるだろう。

それにしても、パッと見では分からないようなほんの少しの違いなのに、立体にしてみると驚くほど印象が違う。最初期のスケッチを除けば、設計の根幹である「スタディ」というのは基本的に少しずつ長さや角度を変えながら何十個のモデルを作り、最終的に最も美しい形を選ぶ作業。デザインをよく知らない人からは設計って天啓を待つ芸術的な作業のように思われることがあるが、基本的には科学に近いと思う。毎日朝から晩まで根気よく実験と比較検証を続けるだけ。

しかし、ここで最終的な判断に使われる「美しい」という基準が非常に曖昧、なのに強烈。価値観は人によって異なると思うのだが、不思議なことに「コレだ」という本当に良いものが出たら必ず全員一致で決まる。やはりどこか一番根っこの部分で繋がっているとしか思えない。設計をしていて一番不思議で面白い部分で、そこをもっと知りたいから続けている。

あ、いつのまにかカウンターが一万を回りました。ありがたいことでござる。
今度ともよしなに。