Nottingham

朝8時半のコーチに乗ってノッティンガムへ。11時過ぎ到着。駅の傍はでっかいショッピングモール。地方都市はどこもこういうことになってしまってる。しかしメインストリートに出ると結構雰囲気は良い。そして予想以上に人が多く、賑やかな感じ。坂道をしばらくてくてく登り、右に折れるとすぐにNottingham contemporaryがあった。Caruso St Johnの代表作。

(写真はNottingham Contemporary (Nottingham, UK) « Caruso St John Architectsより拝借)

敷地にはレースの工場があったらしく、繊細なレース模様が彫られている曲面のコンクリートパネルが連なることで、昔の神殿の柱のような光と影の演出をしつつ、威圧感を低減させているように感じた。高低差のある敷地をうまく使い建物の高さを押さえつつ幹線道路に背を向け、反対側には心地よい階段とテラス空間を設けている。

しかし中心部から背を向けているのはどうなのだろうかと少し思った。駅から歩いて見えてくるのは上のような風景で、窓の中の展示空間が見えると言う面白い演出だが、実際中に入るにはぐるりと迂回しないといけない。最初どこに行くべきかちょっと戸惑った。エントランスは小さな道と階段に沿った場所にあり居心地は良いので、意図するものは分かるのだが。。。

そして外観はとても良いと思ったのだが、内装がちょっとお粗末。コンクリートはなんだか汚いし、エントランスの天井は工事中だとしか思えないテキトーさ。よく見ると中は結構安めの仕上げになっているので、きっと外観にお金をかけすぎたのだろう。外が綺麗だっただけに大きな期待をしてしまい、ちょっとがっかりでした。

スケッチを何枚か描いた後で街をうろつき、18時の電車でSheffieldへ。野沢菜くんがわざわざ駅まで迎えに来てくれる。昨日無事に博士課程のエンロールを済ませたらしい。晩御飯はパブ飯だったが、ここのステーキが本当にうまかった!UKで食べた最高のステーキでした。隣のバーで少し飲んだ後彼のお宅へおじゃま。とても広くて快適そうな家だった。お互い結構歴史が好きだということが判明し、明治期の話で盛り上がる。12時過ぎにバイトを終えたショムションから「Naughty boy, where are you」と電話。家に帰っても僕がいないので驚いたようだ。野沢菜くんに送って貰いショムションの家へ。シャワーを浴びて1時ごろ就寝。