水曜

ほぼ一日雑用。Site planをまとめたりする。ランドスケープの図面が非常に重く、ブロックになっていたりして調整に手間取りイライラする。19時半にあがり、サブウェイのサンドイッチを齧る。

最近は司馬遼太郎の「花神」を読んでいる。大村益次郎という、医者であり西洋学者であり兵法家であるという人物が主人公。元は山口の田舎の村医者なのだが、西洋軍事の知識を買われ馬にも乗れないのに長州藩の総指揮官となり、4方面から攻め寄せる幕府軍に対し全ての戦線で勝利を収めて日本の歴史を変えた。だが小説で描かれているのは、冗談一つ言わない非常に偏屈で面白みのない人物。英雄的な要素は何一つないのだが、蘭学の知識があったばかりに時代の渦に巻き込まれ、いつのまにか表舞台に立たされている。まあ小説なのでどこまで事実かは分からないが、幕末という不思議な時代の雰囲気を満喫できる。