stay on track an' never look back

月曜の昼に突然新しい仕事を振られ、ボスと一緒にサザークの敷地へ。クライアントは二階建ての小さなオフィスを取り壊し、地上5階地下一階のオフィス+住宅を建てたいのだが、他の建築家がすでに過去4年に渡って3回プランニングを出しており、何度申請を出してもプランニング(景観審査のようなもの)で却下されている。この過去の案を調べてみたが、たしかにこりゃ落とされるわという感じ。コンテクストをフォローしてもいなければ、現代的なコンセプトもない残念な案ばかり。

このクライアントは、プランニングを何度出しても落とされるのでプランニング・コンサルタント(景観審査のアドバイザー)を雇うことにしたのだが、これが僕達がよく一緒に仕事をするアドバイザーなのだ。彼らが「この(落とされ続けている案を作っている)建築家に頼み続けるよりも、僕達がよく一緒に仕事する建築家が良い提案をするから、ためしに彼らにスケッチを描いてもらったら?」と僕達をクライアントに推薦してくれた次第なのだ。

とはいえ僕たちに与えられた時間は一週間とのことなので、初日から連日遅くまで頑張って仕事。限られた時間の中で全てをクラックするのは無理なので、まずは敷地の特徴を生かし、周辺環境を引用しつつ現代的に解釈したコンセプトを作り、それを純粋に表現する模型とイメージを作成。あとは商業的に成り立っていることを示す為に、ハウジングスタンダードに沿った各室面積を全て満たす基準階だけきちんと描いておいた。

予定より早く金曜の朝にミーティングとなったが、クライアントは気に入ってくれたようなので一安心。あとは設計料などの問題だが、これはボスの仕事なのでとりあえず僕の仕事は終了。続けれたらいいのだけどなー。

ひと段落したので金曜の昼からは中国の仕事に戻ろうかと思ってたら、また違うロンドンの仕事を振られ、バターシーの敷地へ。周辺を歩いてから公園をふらつく。ここ数日えらい寒いなーと思ってたが、公園の湖も完全に氷結して鳥が立っていて驚いた。

お昼は10年前にこの辺に事務所を構えていたボスお勧めのCapitan Corettiへ。非常にローカルな感じのお店でとても良かったが、常連ばかりのようでちょっと肩身が狭かったなぁ。


1月24日(土)
昼12時半からグローブ座のレストランThe Swanへ。アラヤ夫妻とミカさんと僕でランチ。初めて来た店だが、食事もなかなか美味しいし、2階からはテムズ川が一望できてとても良かった。

(画像はサイトより拝借)

14時半からThe Changelingという演劇を鑑賞。しかし数百年前に作られた演劇なので言葉が難しい。粗筋は少しは分かるものの、正直セリフの20%も理解できなかった・・・。でも会場のThe Sam Wanamaker Playhouseは空間的に面白かった。とても小さくて可愛いし、照明が本物の蝋燭なのだ。

(画像はサイトより拝借)

夜はTakさん、ショーゴとリカさんが合流してセンターのFABRIZIOディナー。相変わらず美味しい。

1月25日(日)
朝10時からFinsbury Parkにてテニス。10人くらいいた気がする。僕は相変わらず下手だが、でも少しは打てるようになってきたかも。3時間ほど打ち続けクタクタになる。Kings Crossに移動しランチを食べ、NHYNGさんの会社を見学させていただき、パブでサッカーを観戦してから帰宅。ヘロヘロで23時くらいに就寝。なんか充実の週末だった。