帰国〜年末

26日
13時のフライトだが、TFL(ロンドンの地下鉄・バスを管理する組織)のサイトによると地下鉄従業員のストライキが計画されていて、全線動くのは動いているが電車の本数が少ないとのことなので9時に家を出る。が、駅に着いてみるとVictoria線は動いているがセンターには止まらないとの意味のわからない情報。しかもピカデリーも動いていないらしい。まあ仕方ないので、普段は高いから使わないヒースロー・エクスプレスを使うべくタクシーでパディントン駅へ。ところがヒースロー・エクスプレスもやっていない! 非常に焦るが、聞けば代行でバスが出てるということなのでそれに乗り込む。時間もお金も余計にかかったが、なんとか無事に空港着。予定通り飛行機が飛ぶ。

昼のフライトなのであまり眠くなく、ひたすら映画を見続ける。あまり難しいものをみる気分じゃなかったのでコメディ系を中心に。暇つぶしにはなるけど、得るものはないな・・・。

27日
予定通り朝10時頃成田に着く。が、トラブル発生。ゆうちょカードを持ってくるのを忘れてしまった! もう一つ日本のクレジットカードはあるのだが、こちらはキャッシングができないのだ。というわけで、成田にて文無しという事態。水すら買えない。また焦るが、よく考えればロイズのカードは持っている。手数料がとられるが、背に腹は代えられないということでイギリスの銀行のカードでキャッシング。今円高なのに〜!

バスで東京駅まで行き、夕方から飲む予定の飯田橋のコインロッカーにトランクを預ける。メイリ君に電話してみると丁度飯田橋にいるとのことなので合流。一緒にJapanese Junctionという日本人建築留学生の作品講評会の場を覗きにいく。南洋堂に行ったが、南洋堂でやってたのは去年で、今年は新建築社とのこと。やってしまったーと再び移動し、無事会場に到着。遠くからスカイプでプレゼンしている人も結構いて、留学生らしい雰囲気。みんな頑張っているなあという感じ。今日ロンドンより到着しプレゼンする予定だったバートレットの人が間に合っていなかったのだが、おそらくあのストライキで空港までたどり着けなかったのだろう。可哀想に・・・

17時半くらいに抜けて、メイリ君の実家でお風呂に入れてもらう(笑) 人なつっこい大きなレトリバーが可愛らしい。少しお茶をさせて頂いた後、飯田橋へ。メイリ君たちと同じもつなべ屋で別々に予約していたのだが、なんと僕らは2階、彼らは5階で、ここでは全く交流できず。2次会で隣の居酒屋に移動し、遅れてきた人も含めワイワイとやる。しかしみんな仕事大変そうだ。終電前の24時過ぎ解散。高円寺のコーくん家で寝袋に入って寝る。

28日
朝はメールなどをチェックし、昼前高円寺を出る。多摩美術大の図書館を見学しようと思い上野毛のキャンパスへ向かうが、図書館は八王子のほうだと判明。しかもどっちにせよ学校閉まってるから多分入れないだろうと。ガッカリ。上野公園を散歩し、三菱の社長本邸だった旧岩崎邸を見学。ジョサイア・コンドル設計の洋館が有名だが、かつては岩崎家の私的生活空間であった和館のほうが3倍くらいの大きさを占めていたようだ。個人的には和館の方がはるかに良い空間だと思ったので、わずかに一館だけ残してあとを取り壊したというのは非常に残念。

18時に中目黒へ。大学の後輩オカポンが誘ってくれた建築系の飲み会に参加。彼女の知り合いの工藤さんという人が中心の飲みで、建築設計やインテリア関係者を中心に40人くらいが集まっていた。メールで何度かやりとりはあったけど会ったことはなかった佐伯君に初めて会う。二次会は近くにあるスキーマという建築事務所の忘年会になだれ込む。僕個人は全く関係ないので少し恐縮だったが、色々な方とお話しできて楽しかった。午前2時ごろ目黒にあるオカポンとウメ子の家に厄介になる。


29日
広島に寄って友だちと会う予定だったが、丁度帰郷するとのことなのでまっすぐ帰ることに。昼前家を出て渋谷までオカポンと一緒に行き、カレーパンを買う。メタボリズム展を見ようかと思ったが、あまりに天気が良かったので公園に行きたいと思い、前から興味があった六義園へ向かう。しかし丁度今日から年末休み・・・。どうもうまくいかない。けど細い路地とアップダウンが続く駒込の町はとても面白く、フラフラと散歩していると染井霊園という墓地にたどり着く。二葉亭四迷など明治の著名人が多く眠っていて、ポカポカの陽気も相まって不思議と穏やかな気分になった。16時頃東京駅。帰省客でごった返しており、通路に立つことに。まあ僕はトランクに腰をかけれるのでまだマシだったが。広島には20時についたのだが、乗り継ぎがうまくいかず結局柳井についたのは22時。やっぱり遠いなぁ。

30日
朝祖父母の家で餅つき。晩ご飯を食べたらすぐ眠くなる。21時ごろ就寝。夜は中学の同窓会のお誘いがあったのだが、時差もあり元気がなかったので遠慮させてもらった。