大晦日-新年

31日
帰郷以降、昼と夜は祖父母の家で食べている。周りはこんな感じの長閑な場所。

昼過ぎに上関に新しくできた上関海峡温泉へ父と行く。過疎化著しい田舎町には似つかわしくないほど綺麗で立派な温泉だった。町には原発の補助金がたんまり入っているという噂。建設が止まったらその収入はなくなるだろうが、まあ中止すべきだろう。折角国全体が火山地帯に位置している訳だから、地熱でなんとか賄えるはず。コストが高いとか言ってるけど実際アイスランドでは実現してるわけだし、制御できない怪物に頼った結果国土の一割を使い物にならない状態にしたんだから、これで原発を続けるようなら、いよいよ狂っている。
家から上関までは20分程度だが、佐合島と馬島に囲まれた穏やかな海の風景は瀬戸内らしくて美しいなといつも思う。

夕食後は家に帰って紅白を見るともなく見る。いよいよ面白くない。まあ最近の良い歌手は紅白なんて出ないもんなー。

1日
あけましておめでとうございます。山口は曇だったので初日の出は見れなかったのではないだろうかと思ったが、宮島に登ったメイリ君達は雲の隙間からなんとか拝めたとのこと。

2日
朝8時に家を出て山陰へ。中国山地の雪に悩まされつつも昼前に石見銀山に到着。古い街並みがよく残っていて風情がある。坑道を見て街を一通りみたところで、丁度こっちに来ていた高橋君とやっさん兄妹と会う。彼らとカフェでお茶しながら一時間ほど話す。やっぱり大学の同級と話すのは楽しいし、元気になる。近くの温泉津温泉まで送ってもらい別れ、親と合流。浜田へ移動し蟹尽くしの晩御飯。

3日
浜田城跡を見学して移動。津和野のお稲荷さんへ。日本五大稲荷らしく、大勢のひとでごった返していたが無事に初詣を済ます。そのまま山間部を南下して山口へ。
島根は石州瓦で有名で(内藤さんのグラントワで使われたやつね)、日本海側はこの赤い瓦を載せた家がとても多いので、街を上からみると赤くて可愛い。この瓦がどこまで使われているかチェックしていたのだが、山口に入っても相当使われていた。県境付近では島根と変わらないくらいで、8割ほどは赤瓦。それから南に向かうにつれて少しずつ減るが、須々万(徳山北方の山間部)でも3割程度は赤瓦だった。この瓦は強度が高いので豪雪地帯で使われているようだ。しかし山間部を抜けて温暖な瀬戸内まで来るとスパッと消える。未だに残っている目に見える地域性で、結構面白かった。熊毛の温泉に入ってから帰宅。寿司を食う。