一息

朝9時半出社。他のプロジェクトのために2時間ほどでコンセプト模型を作ってみる。簡単なものだとしても、模型があるとプレゼンのクオリティは格段に上がるのだ。その後はメインの仕事を進める。各階平面を修正し、立断と面積表を作り22時半送付。やや面積がオーバーなので修正が入るかもしれないが、まあ明日様子をみてみよう。とりあえず最低限の責務は果たしたのでホッとした。23時帰宅。

昨日書いた王樹さんだが、Nagaokaの記事”王樹の建築の大らかさ”を読んで、彼のあの独特の野暮ったさの秘密が少し分かった気がする。(あまり文章としてまとまっていないが、面白いので週末にでも加筆修正して頂きたい)
naga0ka in CHENGDU

中国の職人のレベルの低さを「悪」と捉えるのではなく、そのダメな職人たちと一緒に適当に辻褄合わせながら作っても良い建築はできるのではないか、むしろだからこそ特色ある建築ができるのではないかという考え方。特徴的だが特殊ではないプロセス。やや拡大解釈な気もするが、それは東京や日本の「ダメなもの」を反転し、その地域固有の特長と捉えてしまったアトリエ・ワンなどと通ずる逆転の発想だ。そう考えると中国の建築に新たな地平が広がる。面白いことはまだまだ沢山ありそうだ。