忙しい日々だった

10月30日〜11月2日
仕事を頑張る。水曜は昼休みにLisson GalleryでやっているAnish Kapoorの展示を見に行った。非物質的、抽象的な作品で有名なKapoorだが、最近の作品は砂を使ったり、むき出しの鋼材がそのまま使われていたりと、素材そのものの魅力を引き出そうとしているように思えた。金曜は我が家で夕飯を食べながらパブ研の打ち合わせ等。

11月3日(土)
朝ホットケーキを食べた後、昼から夕方までパブ研の調査。色々面白い発見があった。現在調査結果をまとめていくWebサイトを準備中なので、公開され次第お知らせします。

11月4日(日)
早朝よりチジックのカーブートセールへ。しかし寒風と雨のため出展しているのは10点ほど。客も少なく、がっかりして市内へ帰る。折角来たのに何もしないのも勿体無いのでミドリーヌを呼び出しV&Aを回り、Tomboでご飯を食べて帰る。

11月6日(火)
Miwaさんが帰国されるので送別会。我が家で鍋を囲む。深夜3時解散という予想外の展開。でも楽しんで貰えたようでよかった。

11月7日(水)
仕事を早めにあがり、Chalk firmのRoundhouseにてBellowheadのライブを見に行く。英国のcontemporary folk bandで、フォーク音楽だけに年配のファンの方も多かったのだが、遊び心に溢れてた暖かい演奏に、みんな飛んで踊って非常に楽しいコンサートだった。僕の好きな曲は全部演奏してくれたし、大満足でした。

そして前座で出てきたバンドもとても良かった。スイスのMAMA ROSINという3人編成のシンプルなバンドだけど、自然と体が動いてしまう楽しい音楽を演奏していた。


11月8日(木)
ショムションがロンドンにいるというので仕事後に一緒に中華街で晩飯を食う。彼はイスタンブールでの学会発表を終えて帰ってきたところだったが、アジアと欧州の文化が入り混じっているトルコという国に大変心を惹かれた様子。イスタンブール市内しかみていないので、また改めて旅行に行きたがっていた。食後にMeimeiとミドリーヌが来たのでプリンチでお茶して解散。

11月9日(金)
普通に仕事を終えて帰宅し、Miwaさん送別会で余った食材を処分すべく家で鍋。
社会学をベースに都市を勉強している山下君から社会学概論を教えて貰う。社会学ってのは極端に言えば市場経済主義を批判するための学問とのことで、市場原理を暴走させることがいかに社会を悪くするかということを色々と言っているらしい。けど山下君曰く「批判するだけで自分は何もしないってのがホント詰まらない」とのことで、それに飽き足らない彼は日本の大学を休学してロンドンで勉強し始めたようだ。

社会学の行き詰まっている状況が、自らを形作った概念であるゾーニングを否定することにより身動きが取れなくなっている現在の都市計画学の状況と似ているなーと思ったら、その2つは完全に一緒ですよとのこと。都市計画も、大本は市場原理に任せた結果極端に悪化したロンドンの住環境を何とかしようとして考え出された学問であり、神の見えざる手を批判するという意味でルーツが同じだということだ。

山下君には頑張って欲しいなー。僕は都市から逃げて建築に戻ったけど、いつか絶対リベンジしてやろうとは思っている。都市を考えない設計者は図面提出屋に過ぎないからなー。


11月10日(土)
朝はパンケーキを食べる。帰ってお昼寝して、15時ごろ遅れてAAへ。ここのとこShariでは3つ(4つ?)のプロジェクトが進行中で、それぞれ忙しそうだ。17時解散。ピカデリーに新しくできたラーメン屋が半額セールをやっているというので行ってみたが、排水の問題で閉まってしまった。仕方なくジャパセンの隣にあるTokuで晩御飯。それから近くのホテルのラウンジでお茶して皆は解散。僕、Meimei、ItoくんとミドリーぬはSohoのスタバでパブ研の打ち合わせなど。23時過ぎ帰宅。