寒い

ここのところ寒さが半端ないと思ったら、もう師走じゃないか。
先週は梵ちゃんが我が家にホームステイを続けて、パブの模型を進めていた。

12月2日(日)
前日朝の4時くらいまで飲んでいたので朝10時すぎ起床。遅れながらもChiswick car boots saleへ。予定していた額縁が見つかってよかった。あと50pの動物を2つ購入。5ポンドで可愛いTea potも買った。Cafeでお茶してから帰宅。晩御飯の準備をし、昼寝。19時ごろ起床し、Meimei、ミドリーヌ、山下君、梵ちゃんとマルとご飯。25時ごろ就寝。

12月3日(月)
朝梵ちゃんが残していったワッフルを食す。久々に家で朝食を食べた。仕事は締め切り前で仕上げにかからないといけない時期なのだが、イマイチ納得できないのでスタディを続ける。17時半、一人で盛り上がっていたので仕事を続けたかったが、半ば強制的にボスにAAスクールでのレクチャーに連れて行かれる。ここ最近一気に有名になったStudio MumbaiのBijoy Jainによるプレゼン。「君達は建築のことは分かっているだろうから、作品のことは話さないよ」と言った通り、デザインプロセスの話がメインだった。

誤差の大きくなりやすい現場施工を極力押さえ、まず正確な図面を引き、それに基づいて工場で正確な部材を作り、現場では組み立てるだけにすることで図面と実物の誤差を抑えようとするのが現代建築の主流だと思うが、彼のやり方は根本から全く異なる。彼のスタジオは設計者だけでなく大工も多く抱えており、設計から施工まで一括して自分達でコントロールできることに特異性がある。図面を元にモックアップを作るのが普通だが、彼の場合は工房で作ったものをもとに図面を引くこともある。まさか全てではないと思うが、レクチャーで見せられた実施図は手描きで、なんと寸法もほとんど入っていない。施工を完全に管理できる状態だからこそ可能なやり方だ。彼はTolerance(あそび)の重要性をなんども強調していたが、彼の建築が手作り感に富んだ不思議な魅力を放つのは、そういう大らかな設計・施工プロセスが反映されているからだろう。

21時過ぎ帰宅。家でパブの模型用の図面を作る。