最低でも50年

1月23日〜25日
ミーティングなどこなしつつ平和に過ぎる。とはいえ色々問題は多発している。バハマの仕事ではRCの建造コストが高すぎると今になって言われ、鉄骨や木造などのオプションを考えつつRCのエンジニアとミーティングをして最善策を探ったり。早めにいってくれよなー。金曜(今日)は久々に事務所の人たちとパブへ。かつての同僚で、今は故郷のRigaに戻り、設計会社で働きながら個人の仕事としてコンペを勝ち抜き、大聖堂のステンドグラスの再建計画を一任されているクリスと久々に再会。彼はARUPとの打ち合わせで一年ぶりの來英。昔話と今後の計画などについての話で盛り上がる。一杯飲んでからBoroughに移動し、Pub研の調査でも訪れたGeorge Innにてもう一杯。マイクの友人達と合流し、なんだか久々にガイジンに囲まれる。23時前帰宅。

家で晩御飯を食べながら、Takさんが薦めていた樂吉左衛門のプロフェッショナルを観る。自分だけで30年、祖先も入れれば400年間も茶碗を作り続けているのに、未だに七転八倒しながら作っている。たかが4,5年設計やってるからって判った気になってるんじゃねーよって話だ。最低でも50年くらいやらないといけない。


最近たまに昔の曲を聴くのだが、十代の頃に聴いていた曲を聴くとひどく心が揺さぶられる。沢山恥をかいたし人に迷惑しかかけていなかったくせに、自分は本当は凄いんだってこっそり思っていたゴミクソ野郎だったので、死んでもあの時代には戻りたくないが、それでも恥ずかしさとともに形容しがたい暖かさが蘇る。

当時の僕が今の僕を見ると何と言うだろうか。形だけ聞けば、当時漠然と思い描いていた「将来のイメージ」にかなり近い場所にいると思うが、実際はひどいもんだ。でも、まだ諦めちゃいねーぞ

So you think I found the glory
Yes but it's not what you think