先週からイースター

23日(土)
昼頃から市内に出て自転車選び。ここ数年、TFL(ロンドンの交通局)がバスや電車の値段を上げまくっているので、とうとう買うことを決意したのだ。色々話を聞いた末、やはり折りたたみ自転車にすることに。今日のところはクオートを書いてもらって退散。ロンドン市は自転車通勤を奨励するためにBike 2 Commuteという政策を行っており、自転車屋から書類を貰い、事務所に渡して手続きを経ると30%以上の割引が貰えるのだ。

買う予定なのは勿論、made in LondonのBromptonの自転車。他の折りたたみも見たけど、やはりこれが圧倒的にカッコ良い。どうせ買うなら一番良いものがいい。しかし、良い物は高い。一番安いもので810ポンド。しばらく節約生活をせねば・・・

夕方からShariへ顔を出す。夕食はいつもの福建チャーハンの店。いつも同じ店員が同じテーブルに案内してくれる。ここは旨いしなんだか楽しい。

24日(日)
朝10時ごろ起きる。12時にピカデリーのCafe Royal Hotelにホテルチームが集合。NZのホテルのプロジェクトの参照と研究のためにロンドンのブティックホテルを沢山訪れ、部屋やファシリティーを見せていただいたのだ。個々についてはTakさんがひとつづつ書いていっているのでそちらで読んでいただくとして(takishii@LONDON)、ここではとりあず訪れたホテルのリストを。

1)Cafe royal hotel
2)St Martins Lane London
3)ME Hotel
4)Citizen M
5)Bvlgari Hotel & Residences
6)Andaz London
7)Boundary Hotel
8)Town Hall Hotel

ということで、比較的リーズナブルなところから最高級のホテルまで色々なレンジをみてきた。チェーンホテルだとどこも同じような作りだが、これらは個性を売りにするホテルなのでどれもそれぞれ全く違う演出がされている。最後Brick laneでカレーを食ってる頃にはみんな疲労困憊。しかしとても面白かった。


平日は仕事。あまり面白いとはいえない内容だが、終わらせないといけないので頑張る。イースターなので木曜で仕事は終わり、4連休になる。

木曜の夜はアラヤさんと晩飯。2人なのに2次会まで行くという珍しい事態。先日書いた美の機能について、スキーと絡めてコメントを頂いたのが興味深かった。アラヤさんはスキーが趣味なのだが、昔はスキーの滑り方として最も効率的なのは、最も美しい両足をきっちりそろえてターンするパラレルとされていたそうだ。しかし滑り方の研究が進むにつれ、両足をピッタリくっつけるのではなく、肩幅ほどの間隔をあけて滑った方が重心のバランスが取りやすいのでスリップする危険が少なく、効率的な滑り方であることが分かった。スキーを始めたばかりの頃は、綺麗に両足を揃えてターンする人を見ると上手い人だなーと憧れていたが、最近はむしろそれよりも足を少し開いたまま急斜面をガリガリと滑っていく人の方が格好良く思えてきたとのこと。美しい滑り方が最も効率的ではないということと、最初は不恰好に見えた滑り方が経験を積むにつれ格好良く思えてくるという点で面白い話だった。

金曜は昼は事務所で作業。夜は久々にWillow Houseへお邪魔し、いつかちゃんの学校の同級生達と晩御飯を頂く。朝4時ごろ帰宅。

土曜は昼から事務所で裁縫に勤しむ。夜からRussel SquareのCiao Bellaというイタリアンでミドリーヌの送別会。日本に帰って働くときは名刺が要るだろうと思うので、シルクを縫って名刺入れを作ったのでプレゼントする。料理はどれも素晴らしく美味しかった。

近くのパブで2次会をし、タケさん、Takさん、Sakiさんと一緒にタクシーへ。Chalk farmからKentish TownまでナイトバスがあるとTakさんがアドバイスをくれる。彼女が住んでいた街への行き方に間違いはないだろうと思いChalk farmで下車。しかし見事にナイトバスはなく、夜道を30分ほど歩いて帰宅。

日曜はやたら眠く、一日家でゴロゴロしていた。

月曜はどこかに出ようと思い、Wellcome TrustでやっていたOutsider art from Japanという展示にTakさんを誘って行ってみる。あまり言わない方が良い気がするので詳しい説明はやめておくが、ここ数年で見た展示の中では最も良かったと思う。金稼ぐためにアートやってる人も大勢いるけど、ここで展示されていたのは生業としての芸術ではなく、もっと純粋で深刻なものだと思う。少なくとも僕は胸に迫ってくる切実さを感じた。是非一度足を運んでみてください。

Takさんが早稲田の後輩の子達から連絡を受け、ピカデリーで2人と合流。Chomchonがきていたので、夕食は5人でMayfairの中華屋Princess Gardenへ。超高級な店構えにビビるも値段はそこまででもなかった。料理は美味しかったが、世界各地の中華料理で杏仁豆腐を食べ続けている杏仁ハンターTakさんは、最後の杏仁豆腐を残すという暴挙に。どれも素晴らしく美味しかったのに、まさかそんなデザートだけ、と僕も一口。うん、今まで食べた杏仁豆腐の中で一番まずかった。バスで22時すぎ帰宅。