シチリア2日目

4月28日(日)
朝起きてすぐミラッツォへ移動。海沿いのCafeでシチリア名物の朝食「グラニータ」を食す。色々な味のあるシャーベットと一緒にパンを食べるものだが、なんとも夏っぽい味がして素敵だった。ちょっと量が多くて全部は食べれなかったが・・・

それから空飛ぶ高速船に乗ってVulcanoという島へ。寝不足なので船内ではぐっすり眠り、気がついたら港。船を降りて案内板を覗いていたら地元のオッサンが話しかけてきてびっくりしたが、聞いていたら「クラウディオ」と言っている。たしかに昨夜クラウディオが「Vulcanoには友達がいるんだ」と言っていたが、僕達が島に行くと聞いて迎えに来てくれたようだ。良く分からないがとりあえず車に乗せてもらうと、街外れのコテージに連れて行ってくれた。どうもクラウディオのセカンドハウスのようで、おっさんはそこの近くのレストランのオーナーだった。とりあえず荷物を置いて、レストランまで歩いて火山に登る道を聞いてから(勿論英語はあまり通じないので身振り手振り)、歩いて山を登ってみる。登っているときはかなりの暑さでTシャツでも汗がにじむほど。あとから聞けば30度以上の暑さだったようだ。山上からみる景色は素晴らしかった。

山を降りて足がガクガクになって例のおっさんのレストランに入る。サラダと海鮮のプレートにパスタ。全て非常にシンプルなのだが実に美味しい。ビールも美味く、とても穏やかな食事で大変良い気分だった。食後はビーチで昼寝でもと思っていたが、まあ先に帰りの船のチケットを買っておこうとチケットオフィスへ向かうと、なんと帰りのチケットはほぼ全て売り切れ。唯一買える便はなんとあと10分で出てしまうとのこと。まあ仕方ないのでそれにしようということで、僕が走って家に帰り、荷物を持ってきて無事乗船。またぐっすり寝て気がついたらミラッツォだった。

予定より早く帰ってきたので、Milazzoの城に行ってみる。綺麗なところだった。どうしてイタリアの街はこう絵になるのだろうか。

港周辺を散歩してからVeraとダニエル一行と合流。昨夜行ったホテルのレストランで晩御飯。ベラの兄弟のジャンピと彼女さん、クラウディオも来て大所帯での夕食となった。クラウディオはレストランのシェフとも仲良しで、シェフは僕らのためにキッチンを案内してくれた。普段見れない高級レストランのキッチンなので面白い。美味しい料理を作る場所は、やはり広く綺麗だった。

食事は勿論素晴らしい。その分お値段もなかなかのものだったが、それでもクラウディオがワイン代などは払ってくれていたようなのでかなり安くなっているのだろう。でも値段分の価値はある食事だった。

食後は昨夜と同じようにクボCのお宅に泊めて貰う。窓の少ない変わった家だが、とても綺麗で多くの部屋がある。僕はベッドの2つある客間に泊めて貰った。朝4時に起床し、家のすぐ裏にあるクラウディオのお父さんの運営する運送会社へ。早朝にパレルモに向かうトラックがあるというので、空港までそれに乗せて貰える事になったのだ。メチャでかいトラックに乗り込み、早朝のシチリアを駆け抜ける。

言葉はほぼ全く通じなかったが、気の良い運転手のおっちゃんはカフェで僕にコーヒーを奢ってくれたりしつつ、無事に空港まで送ってくれた。少しでもイタリア語ができたら会話になっただろうに、ちょっと残念。英語以外の言葉も勉強したいなー

というわけで、実質わずか2日でしたがとても充実した旅になりました。ずっと面倒をみてくれたクボCとVeraには感謝です。ありがとー