終わりと始まりの季節

またまたあっという間に色々なことが通り過ぎてしまいました。NZプロジェクトが一段落してクライアントに送付したり、ポルト旅行に行ったり、住宅の仕事が止まったり、コンペを提出したりなどなど。あと春まで家をシェアしてたMeimeiが、ワークショップのためにロンドンに帰ってきてうちで居候してたりして、ワークショップの子達とマーケットに行ったり旅行に行ったりしてます。

9月は欧州では年度末なので、始業の時期であると同時に卒業の時期でもある。うちの事務所のスタッフも一人大学に戻るので事務所を去ることになった。とても良いやつだったので少し残念だけど、学校でまた多くのものを吸収して成長するのだろうと思うと人事ながら楽しみ。

今週は伊藤君と山本君の卒業展示を見にチェルシーに行ってきた。どちらもとても良かった。
僕もこちらでマスターをやったが、色々なことで混乱しきったままで、自分の納得できる作品が一度もできないまま卒業してしまった。最後のプレゼンの後、賑やかな会場を離れ、人の来ない階段室の一番上に座ったら涙が止まらなくなって驚いたのを覚えている。とにかく悔しかった。何一つ上手くできなかったから。あんなに悔しい思いをしたのはあの時だけだし、もう二度としたくないなー。

一年という限られた時間の中できちんと作品を仕上げた彼らは、本当に格好良いなぁと思う。
僕も頑張ろう。