興味の先細り?

ご無沙汰です。今日の朝、一月ほどうちにいたMeimeiが日本へ帰っていった。ワークショップの参加者の皆も帰ってしまって、落ち着いたといえば落ち着いたが、なかなか寂しい。そして風邪をひいてしまい、フラフラするので今晩予定していたAndoくんたちの送別会には欠席することに。家でゆっくりする。

ディテールのことを云々しているヒトとか、なんか通ぶってる感じで嫌だなーと思っていたのだが、先日の旅行先のポルトで名建築を色々見たので、ようやく建築の細部に興味が出てきました。遅すぎるだろって話しだが、まあそういう鈍さも案外重要だったりするのじゃないかと思う。ということにしたい(笑)

以前はコンセプトや空間構成にばかり目が行ってたのだけど、空間自体の質を決めるのは、実はよく見ないと気づかないような小さな仕上げなのだ。ドアのハンドルや窓のサッシュ、手すりや照明などなど、学生の間はあまりデザインの訓練をしないエリアなのだけど、そこをおろそかにしたらただ野暮ったい、素人臭い空間になってしまう。逆にそこさえ抑えておけばちゃんとした空間が出来る。DGTのTaneさんは、仕事場で常に「コンセプトとディテールさえちゃんとしてれば建築になる」と言っていたそうだが、確かになーと思う。

とまれ、Souto de Mouraの窓枠と、Casa da musicaの攻めまくっているディテールには感動したなぁ。