週の記

日記じゃなくほぼ週記になってますね。今週はなんだか怒涛だった。
月曜まではのんびり仕事をして定時にあがっていたが、火曜の昼にクライアントより電話があり、急遽木曜にプレゼンすることに。VIPのクライアントがいると向こうの都合に合わせることになるので、どうしてもこうなる。火曜は24時まで、水曜は結局朝5時過ぎまで模型を作っていた。

木曜の朝11時にボスと一緒にTaxiへ乗り込みミーティングへ。イタリアの仕事は頑張って模型までは仕上げたが、まだまだ僕達自体が暗中模索状態なので、Aさんもどう判断していいかわからないようだ。そりゃそうだ。でも正式に進めれることが決定して良かった。ローカルアーキテクトとの顔合わせも兼ねて2週間以内に出張になりそう。バハマの住宅はAll Okが出て、これで基本的なデザインは全て揃った。まあ現場では既に基礎打ちが進んでいるので、決めないと間に合わないのだが・・・。僕が寝てないことを察したボスは帰りのタクシーで「今日はもうあがっていいよ」と言ってくれるが、不思議と元気なので午後も仕事する。でも夕方にはふらふらしだしたので18時半に帰る。

ぐっすり眠り、金曜は朝から運河沿いの現場。細かい問題は相変わらず途切れないが、基本的にあとは内装のコーリアンが全て終れば完成。職人は一週間って言ってるけど、多分あと一月くらいはかかるんじゃないかなぁ・・・。5平米の増築に調査期間から含めれば4年かかっている。アホかと。現場が始まってからもトラブル続きで結局一年近くかかっている。工務店の社長は「ただの小さな増築だと思ってたのに、こんな大変な仕事だって分かってたら僕は絶対引き受けなかったな」と笑っていたが、「でも最終的には素晴らしいプロジェクトになって、関われて嬉しいよ」と言ってくれたので僕も嬉しい。春に庭の花が咲けば最高の居場所になるだろう。

現場からビルダーのVanでもう一つの現場へ。こちらは僕は担当してないが見学に行く。ボスは僕が最終的には独立して自分の事務所を持ちたいというのを知っているので、できるだけ多くの現場に足を運びなさいと言ってくれているのだ。100年以上前に作られた建物はやはりあらゆるところにガタが来ている。この天井なんか、補強のために30年くらい前に入れられた鉄骨も腐っていて、目で見ても明らかに分かるくらい沈んでいる。とにかく建物全体が歪んでいるので、どこに手を入れるべきか難しい。日本だったら震度2くらいの地震で潰れるんじゃないだろうか。問題点を一通り話しているのを横で聞いてから事務所に帰る。

会社ではまずバハマの現場に掲げるサインボードのデザイン。現場の名前や認可番号、関係者の名前や電話番号などの情報を提示する義務があるのだが、ただのリストになってはつまらないので格好良いものを作ることにしたのだ。提案自体のイメージを使うと宣伝目的の商業的なデザインになってしまってくだらないので、色々試した結果、家の前の砂浜の写真を背景にする案でおちつく。なかなか綺麗なものになったと思う。1.2×1.2mというでかいサイズで掲げられるようだ。

夕方はイタリアの仕事に戻る。もういちどマッサラな状態から色々な手法を試していくことにした。19時過ぎにあがる。一週間おわりー。