ここはもとから

慌しい2週間だった。

15日に祖父が危篤と聞かされ、父には「多分間に合わないよ」と言われたが帰国を決め、17日の夜に広島空港に到着。空港に迎えに来てくれた父に連れられて病院に直行。ずっと酸素マスクをつけていて、殆ど話ができない状態だったが意識はハッキリしており、僕が来たのを嬉しそうにしてくれた。

末期癌の多臓器不全で、どこが痛いのかもわからないほど全身が絶えず痛むような状態なのに、夜に一回家に帰ることになった僕にハッキリと「ありがとう」と言いながら手を振ってくれた。あれが最後の言葉になったようだ。最後まで律儀な人だった。

意識を失ってからもお医者さん達も驚くほど頑張ってしまったので僕は最後まで看取れず、月曜に英国に帰ってきたら次の日に他界してしまったけど、帰ってよかったなぁと思う。お別れも言えたし、とても大事なことを学んだ。秋に帰るので、次はお墓に挨拶しないとな。

そして金曜から昨日（というか今日の朝）までリスボンに4日ほど遊びに行ってきた。財布とVISAを盗まれたりと色々とハチャメチャだったけど、なんだかジェットコースターみたいな4日だった（笑）　疲れてしまったのでそれについてはまた改めて書こうと思う。しかし無事にロンドンに帰ってこれて本当によかった・・・