生きてます

どうも、季刊HT日記です。
とりあえず例によって今週末のことから。

10日(金)
20時に仕事をあがり、Kings CrossのPubへ。月一程度で開催されている建築系の飲み会。著名な構造家であるアラヤさんのお父さんが来英されており、ご挨拶させていただくと「息子がいつもお世話になってます」とJAの若手構造家特集を頂いて恐縮する。23時過ぎ解散。帰宅して頂いた本に目を通してみると、アラヤさんと金箱さんが日本の構造設計の歴史を対談形式で簡単に説明しつつ若手構造家の作品を紹介していくもので、日本建築のバックボーンである構造の流れを把握できる面白い特集号だった。

11日(土)
朝10時頃起床。14時にClapham Commonへ。公園に面したユーコさん、ゴーさん夫妻の自宅にてたこ焼きパーティー。リサさん、タクジさん、ユーホちゃん、センゴクさん、リンタローくんでワイワイ。21時頃解散。連日飲んでいるので帰ったらフラフラ。翌日も早いので23時ごろ就寝。

12日(日)
朝9時にLiverpool St駅に。アラヤ夫妻、ご両親とお兄さん、NHYNGさん、Takさん、ショーゴに僕という9名でNorwichという街へ。電車の中ではアラヤパパより現在研究中のテーマについて面白い話を伺ったりする。70歳を過ぎても現役どころか、大学教授を退官になったのでより頻繁に現場にいけるようになって楽しいとのこと。自分が好きなことを仕事にしている人は幾つになっても格好良いなぁ。

駅について早速Taxiでイーストアングリア大学校内のSainsbury Centre for Visual Artsへ。

若き日のFoster卿の代表作だが、1978年の竣工と聞いて腰を抜かす。こんな作品を僕が生まれる前に作っとったんか・・・そら貴族にもなるわ。繊細なディテールと静かな光に溢れた美しい空間だった。

所々に置いてある椅子と机がいい感じ。正直そんなに詳しくはないのだが、カフェやラウンジに普通に置いてある椅子とかもイームズのオリジナルっぽかった。普通に買うと一個で数十万するはず・・・。

展示物は時代や地域の違うものがごちゃ混ぜになってる感じで、Louvre Lensの展示のようだった。可愛い河馬が印象的。

そこのすぐ外にあるNorfolk Terrace halls of residenceを見学。Denys Lasdunの設計で1960年代の建設だが、思ったより随分新しく見えるので恐らく外装をやりかえているのだろう。予想よりも小さなスケールで、厳格なグリッドに沿っているのに冷たい感じは全くなく、可愛い感じだった。

そこからタクシーで市内に戻り、ForumというHopkins設計の建物へ。図書館を中心にTV局やカフェなどが入った建物。コンクリートのクオリティやディテールなどは綺麗だったけど、ちょっとコマーシャルな印象。

徒歩でNorwich Cathedralまで行き、同じくMichael Hopkins設計のRefectoryへ。廃墟となっていた大聖堂の食堂跡地を使い、現存する石壁に負担をかけないようにしつつ木造の軽やかな建築を作っている。これはとても素直で綺麗な良い建築だと思った。全体のプロポーションと、柱のジョイントが美しい。

21時にロンドンに帰ってきてから解散。僕、TakさんとNHYNGさんは金曜日にオープンしたばかりの一風堂へ。こんなもん旨いに決まっている。