The Theory of Everything

1月1日(木)
ヨーロッパではクリスマスがメインの連休だが、正月はさすがに祝日になっている。前日飲み過ぎたようで少し二日酔い。出かけようか迷いつつも結局家で過ごす。

1月2日(金)
出勤。模型の続き。

1月3日(土)
テニスの予定だったが生憎の雨で結局中止。残念。

1月4日(日)
夕方から話題の映画を観に行ってみる。実在する英国の物理学者Stephen Hawkingの半生を描く”The Theory of Everything”。

去年流行した冷水を被るアイス・バケット・チャレンジは筋萎縮性側索硬化症という難病の認知度を広げ支援しようという趣旨のものだが、ホーキングを襲ったのがまさにこの病気。21歳だった彼は「残り寿命は2年」と突然宣告されながらも研究を続け、幸い病の進行は弱まったものの、手足の自由はおろか声すらも失ってしまう。普通の人だったらもう全ての希望を失ってしまうと思うのだけど、彼は僅かに動く指先だけを使ってコンピューターに文字を打ち込み、研究を続けるどころか合成音声を使ってスピーチを行い、72歳になった今でも現役の教授として教壇に立ち続けている。浅識な僕は博士の研究成果自体はよく分からないのだが、単純に人間として尊敬するなぁ。

映画は若き天才科学者が突然襲う難病と葛藤を乗り越えていくキラキラした前半部分と、世界的な名声を得つつも病の進行とそれによる様々な問題に悩まされる静かな後半に分かれてホーキング博士の半生が描かれている。日本公開は3月のようだけど、機会があれば是非見てみて下さい。主演のエディ・レッドメインの演技が凄まじいです。